新年の抱負
「新年の抱負なんて必要ない!」という人もいますが、僕は毎年立てています。
ちなみに2021年の目標は・・・60%の達成率出来でしたね。
なぜ「60%」なんていう具体的な数字が出せるかというと、僕は、毎年10個の目標を立てているのです。自分の中で、実現可能なギリギリラインを設定しているつもりです。
ちなみに・・・
- 毎日何でもいいから運動する。
- 毎日18時までに退勤する。
- 奥さんと月1回外食する。
- iphoneに機種変更。
が、未達成の目標です。1年前の自分が立てている目標なのですが、4が謎すぎる・・・。なぜiphoneにしたかったかのか、思い出せないぐらい謎です。
3は、コロナの影響もあったけど、これは自分で時間を作れなかったので、未達成。
結局は、2なのです。結局、働き方を変えなければ、全てうまくいかないのです。
今年は、自分自身の意識を変えるために、いろいろな人の考えを参考にしていきます!
そして、2022年の目標です。
- 毎日18時までに退勤。
- 出前を含めて、奥さんと2人で月1回は食事する。
- 月1回は、自分のために年休を取る。
- 子供とカードゲーム、ボードゲームなど熱中できる遊びを毎日する。
- 土日、散歩、もしくは運動(遊び)を子供とする。
- HIITトレーニングを毎日1回(10分)は行う。
- Google認定教育者に受かる。
- 毎月何でもいいから本を1冊読む。
- 書斎をグレードアップ(昇降式デスク、腰に負担の少ない椅子、モニター、モニターアームなど)とにかくかっこいい書斎に。
- 白髪染め
10個目がちょっとしょぼくなったけど、まあ、今の悩みだからしょうがない。
2022年は、仕事も楽しく、そして、自分の時間もしっかり取っていきたいなあ・・・と思います。もうここに書いたので、やるしかないです!
ブログやTwitterも、ぼちぼちやっていこう。
運動会は誰のため?
我が子が、ここ最近不安定でした。妹にあたったり、ママにくってかかったり。
原因は、運動会。ダンスの練習が嫌だったらしい。とある日は、号泣しながら「練習嫌だー!」と叫んでいました。
我が子の姿を見て、改めて「運動会、嫌な子もいるんだよなあ」と思いました。今まで、運動会の表現の主指導を何度もやってきました。高学年が多いので、ソーラン節、組体操が多かったですね。
若い時は、「6年生だから、ちゃんとしたものを先生方や保護者に見せないと」と思って、自分に余裕がなくなり、子供に練習を無理強いしていたと思います。いや、していました!本当に反省。我が子と同じように、「嫌だー!」と思っていた子もいるんだろうなあ・・・。
運動会が終わると、子どもたちは、たくさんの大人に褒められます。そこで、ある程度の達成感は味わうのでしょうが、本当の意味での達成感はあるのでしょうか。自分で「やりたい!」「楽しい!」と思えていたかどうかです。それさえ持っていたら、本番の結果がどうあれ、子供たちは達成感を味わえると思うし、今後の学習、日常生活にもつながっていくでしょう。
ここ最近は、この達成感を味わえるような指導の工夫を心掛けています。まずは子供たちに「やるか、やらないか」の意思を確認します。「毎年やっているから」ではなくて、「本気でやる」かどうか。そこから、学年の運動会実行委員を中心に、表現のテーマを話し合います。それをクラスにおろして、とにかく、なるべく多くの子供を巻き込みます。
小学生なので、なかなかアイディアが出ないこともよくありますし、話し合いが進まないこともかなりあります。そこは教師の出番です。子供たちにいくつか選択肢を与えます。そして、「こっちのほうが面白いかも」などとアドバイスをするときもあります。こちら側も「面白くしたい!」「本気でやりたい!」という態度を見せます。子供と一緒に楽しむのです。
最近になって、やっと余裕も出てきたのか、楽しんで指導できています。でも、やっぱり嫌な子は嫌なんだろうなあ・・・。徒競走なんて、残酷ですよね。算数のテストの順位は発表しないけど、徒競走は、大勢の人の前で、はっきりと目に見える形で、順位を発表しますからね。そりゃあ、嫌ですよね。
感染防止の観点から、「平日開催」「学年ごとの発表」など、参観や開催の方法は変わりました。次は、中身にも目を向けていきたいですね。
学校のため?保護者のため?教員の見栄のため?誰のための運動会?
本当の意味で、子供たちが達成感を味わえる運動会にしていきたいものですね。
不登校は教員のせい?
全国の不登校は、小中合わせると、かなりの数です。年々増加傾向にあります。
不登校の原因はそれぞれで、友達との関係、先生との関係、家庭環境など多岐にわたります。起立性調節障害などの病気の可能性もあります。広い視野で、考えないといけません。
不登校に対する、僕の個人的な考えは、「来れないなら無理する必要なし」です。その子が登校したいのに、いじめなどが原因で、不登校になった場合は、対応します。大切にしているのは、子供の「登校しようとする意思」です。
これがないのに、周りの大人が騒いで、無理やり登校させようとすると、ろくなことがありません。ちょっと前に、変なニュースもありましたね。
僕の経験から言うと、不登校の原因のほとんどは、よく分からないです。何となく学校に行けなくなって、長期欠席になり、行きづらくなるパターンが多いように感じます。大人は、それを知っているから、無理にでも登校させようとするんですよね。その気持ちも分かります。僕も家まで迎えに行ったことがあります。
でも、なかなかうまくいかなかったですね。結局は進級や進学など、環境の変化や時間の経過が解決に導いてくれました。
僕は「来れないなら無理する必要なし」のスタイルでやっていますが、じゃあ、不登校の子に何もしていないかと言うと、そんなことはありません!ざっと挙げてみますね。
○保護者への定期的な連絡○手紙を届ける○カウンセラーとの面談○連携機関との面談○定期的な長欠書類の作成○校内の不登校委員会への参加○校長との面談
多すぎです。保護者と繋がりをもつことは必要だと思いますが、それ以外の仕事は、まるで担任が悪いかのように感じてしまいます。特に書類作成!「不登校原因」を記入するところが、必ずあります。分かんないって!そもそも、その子と会ったことがない、もしくは1.2回しか会ってないんだから!まじで無駄。無駄無駄無駄ー!!
そして、校長からの圧力。「何とかなんないの?」「○○先生の力で、解決してよ」「移動教室は来れるんじゃない?」「卒業アルバムの写真は撮ろうよ」…。
いや、無理だって。普通の学校に来れないのに、なぜ移動教室に来れると思う?謎です。(まあ、実際に行事だけ来るという子もいるけど)
結局、不登校が多いと学校の評価が下がり、校長の評価も下がりますからね。自分のためで、子供のためではないのです。それに僕は利用されているのです。
こういうのが嫌だから、教員は無理にでも登校させようとするのでしょう。本当に、意味がありません。
そして、保護者対応もけっこうなストレスになることも。「ずっと女の先生だったので…」「先生が他の子を怒っているのを見て怖いって」
最初は、友好的な感じでも、欠席が続くと、こちらのあら探しをする場合もあります。性別のこと言われてもね。(男の先生というだけで拒否反応。これも差別じゃないの?)
欠席が続くと、親も子もストレスがたまり、それを誰かにぶつけたいのでしょう。それも分かります。でも、僕らはサンドバッグではないのです。
コロナ対策でオンライン授業が行われました。今後も学び方は多様化するでしょう。不登校の子も、選択肢が増えますね。集団生活の中で学べることもたくさんあるので、不登校が良いとは言えません。でも、周りの目を気にして、子供が置いてきぼりになるような対策は、意味がないように思えます。
いじめなどが原因でないのであれば、「誰が悪い」ではなくて「そういう時期なんだ」とゆったり構えられるような、学校、社会であってほしいです。
田中まさおさんの裁判から考える ~学校はブラック企業!?~
田中まさお先生の裁判が、話題になっていますね。
すごく大きく取り上げてもらって、たくさんの人に、今の教員の実情を知ってもらえたのは、本当に良かったと思います。田中先生の行動力、勇気はすごいです。感謝感謝です。
さて、この「教員働きすぎ問題」。学校現場では、どのように話されているのか。
結論から言うと、「あんまり話されていない」です。というか、「そんな裁判やってたの?全然知らなかった!」という教員が多いです。
自分たちの仕事が、「つらい」とか文句は言うけど、アンテナが立っていないというか・・・。
なぜ、こんなことになるのか。それは、「慣れ」だと思います。
独身だった時の僕の1日は、「7時に学校に行き、21時に退勤する」という感じでした。14時間勤務です。6時間オーバー。「いやいや休憩時間あるでしょ?」という人もいるかもしれませんが、休憩時間に、本当に休憩している人を僕は、見たことがありません!
それを何年も続けていると、それが普通になり、その人が管理職になれば、そういう学校経営をする。地獄のサイクルの完成です。
次から次へと降ってくる仕事、「子供のため」という便利な言葉、誰のためなのか分からない忖度。
僕も、この現状は変えないといけないと思うし、このブログも、その最初の一歩です。
ただ、多くのTwitterで、この現状を嘆き、田中先生の裁判の判決から「授業準備は5分でいいんだって!明日から、テキトーにやろうぜ!」というつぶやきを見ると、げんなりします。
僕が目指すのは、ただ一つ。「授業に費やす時間を確保する」。これだけです。とにかく授業に向けた準備をしたい。子供たちが、「学習って面白い!」と思える授業をしたい。それだけなのです。今の学校は、授業を一番に考えられないほど、いろいろな雑務が多すぎます。
初任の子が「教育実習に戻りたい」と言っていました。教育実習は、授業のことだけを考えればいいですからね。でもこれが、本来の教師の姿なんじゃないかなあ、と思います。僕らは、授業のプロで、授業を一番に考えなければいけないんです。
授業が面白ければ、学級は安定します。崩壊しているクラスの多くは、授業がつまらないです。学習の魅力を伝えられていないのです。
シンプルに、「授業準備」を最優先にすれば、学校現場の改善点は明確になると思います。
そのためには、今の教員の仕事の洗い出しが必要だと思います。全部書くんです!
「欠席メールの確認」「朝会のためのmeet接続」「授業準備」「学年実行委員への指導」「委員会児童への指導」「自分の分掌会議のための資料準備」「大会のための保護者用文章作成」「児童への生活指導」「「まだうちの子が帰ってきてないんですけど・・・」への対応」「秋の行事への学年の話し合い」「研究授業に向けての話し合い」「保護者への電話連絡」・・・。(書いていて嫌になってくる・・・)
洗い出し、見直しをする。働き方改革は、ここからですね。すぐには変わらないと思います。何年もかかるんだろうなあ。
待っていてもしょうがないので、僕は、授業準備の確保するために、自分で仕事を調整しています。分掌の仕事は、どんどん振ります。「あの人はできないから・・・」なんて考えず、「お願いしまーす!!」と振ります。同じ給料もらってるんだから、同じことしないとね。
正直な話、授業準備はいくら時間をかけてもいいと、個人的には思っています。休日にも授業準備しているし。ものすごく楽しいです。授業を苦痛と思ったら、この仕事を辞めるときだと決めています。授業準備を、勤務時間内にできたら、最高だなあ、と思います。
まずは個人から、変えていきましょう。それが大きなムーブメントとなれば、本当の意味での働き方改革となるでしょう。
さあ、今からまた授業準備です。月曜日も最高の授業を目指します!!
オンライン授業の本音②~同調圧力には屈しない!~
小学校は、集団生活なので、いろいろな場面で「みんなと同じ」ということが求められます。社会性といわれるものです。それと同時に、「みんな違って、みんないい」という、相互理解も学んでいきます。どちらも大切です。教員には、その場その場でバランスをとる感覚が必要です。
「オンライン授業を行う」と職員会議で発表されたとき、職員室には、どんよりとした雰囲気が・・・。やっぱり人は、「やったことのないもの」に直面すると、不安になるものです。けっこうネガティブな言葉が飛び交っていました。
「そんなのできるわけない」「現場に丸投げだろ」「授業になるのか」
特にそんな中でも、僕が一番嫌だったのは、「全員が同じような授業をすること」を求められたことです。
タブレットが配られた、この1年。僕は、このiPadを効果的に使う方法を考えて、いろいろ実践してきました。だから、クラスの子供たちも、かなり使いこなせるようになり、その良さを実感している感じでした。
でも、こういう状況は、学校の中で数クラスだけで、校内でかなり温度差がありました。果敢に挑戦しようとする年配の方もいれば、なかなか踏み出せずにいる人もいました。
そういった状況で、問題になってくるのが、オンライン授業の中身です。
「兄弟で、やっていることが違うと保護者は不満を抱くのでは」という心配から、「全員が同じような授業を行っていく」雰囲気に・・・。気持ちは分かりますが。
年齢や子供の特性が違えば、授業のやり方を変えるのは当然なはずなのに、そこよりも保護者にどう思われるのかが気になってしまう。悲しいことです。でも、今の学校現場では、こういう「いらない」気遣いがたくさんあります。
この無言の「同調圧力」を、いつかぶち破りたい!と、心の底から思っています。「子供のためになること」「自分のやりたいこと」を堂々とできる学校にする。そのためには、まずは自分が変わっていく必要があるかと思います。シンプルに物事を考え、勇気をもって実践していきます。
このブログが、その一歩目です。楽しんでやっていきます。
オンライン授業の本音①
コロナ新規感染者が増加するたびに、学校現場では、「オンライン授業」というワードが出てきます。実際に、多くの学校で、オンライン授業が行われましたし、今現在も、やっているところはあるでしょう。
僕も、短期間ではありますが、オンライン授業、やりました。子供たちは、自宅で、配布されたiPadを使い、僕は、誰もいない学校から、Googlemeetを使い、子供たちとつながりました。
正直な感想は・・・、「まあ、できなくはないかな」という、ちょっと中途半端なものです。学校の通信環境が、もうちょっと良くなれば、いつもの授業よりも子供一人一人に対応できる可能性も感じました。(ただ、この通信環境がね・・・。wifiが信じられないぐらい弱い。。ラグがものすごいです・・・。)
そして、何よりも子供のマスクなしの顔を見ながら授業できること!これは、ものすごいことです。僕は5年⇒6年に持ち上がったのですが、ずっとこの子たちの素顔をちゃんと見たことがありませんでした。画面越しでも、笑っている子供たちを見ると、本当に嬉しかった!!
ものすごく大きな可能性を感じたし、新しい取り組みにチャレンジできるということにワクワクしました。しかし大変なことも多々ありました・・・。
次回は、オンライン授業の本音②~同調圧力には屈しない!~をお届けします・・・。
念願の・・・!
ついに、ついに、やってみます・・・!
どうなるかは分からないけど、何事も挑戦です。
小学校の教員をしています。13年目になります。数字にすると、結構やってますね。もう中堅です。
このブログでは、小学校の先生として、2児の父親として、普通のおじさんとして、思ったことを自由に書いていこうと思います。
「いつか文章を書く仕事に就きたい!」という思いをもったのは、高校生のころ。あれからもう何年もたちました。「ブログは仕事か?」と聞かれたら、そうではないけど。「たくさんの人に見てもらえるかもしれない」というのは、ワクワクします。
気長に続けていければと思います。何よりも、楽しんでやっていきます!