とある小学校教員の独り言

仕事や日々の思ったことをそのままに・・・。

オンライン授業の本音②~同調圧力には屈しない!~

 小学校は、集団生活なので、いろいろな場面で「みんなと同じ」ということが求められます。社会性といわれるものです。それと同時に、「みんな違って、みんないい」という、相互理解も学んでいきます。どちらも大切です。教員には、その場その場でバランスをとる感覚が必要です。

 

 「オンライン授業を行う」と職員会議で発表されたとき、職員室には、どんよりとした雰囲気が・・・。やっぱり人は、「やったことのないもの」に直面すると、不安になるものです。けっこうネガティブな言葉が飛び交っていました。

「そんなのできるわけない」「現場に丸投げだろ」「授業になるのか」

 特にそんな中でも、僕が一番嫌だったのは、「全員が同じような授業をすること」を求められたことです。

 タブレットが配られた、この1年。僕は、このiPadを効果的に使う方法を考えて、いろいろ実践してきました。だから、クラスの子供たちも、かなり使いこなせるようになり、その良さを実感している感じでした。

 

 でも、こういう状況は、学校の中で数クラスだけで、校内でかなり温度差がありました。果敢に挑戦しようとする年配の方もいれば、なかなか踏み出せずにいる人もいました。

 

 そういった状況で、問題になってくるのが、オンライン授業の中身です。

「兄弟で、やっていることが違うと保護者は不満を抱くのでは」という心配から、「全員が同じような授業を行っていく」雰囲気に・・・。気持ちは分かりますが。

 

 年齢や子供の特性が違えば、授業のやり方を変えるのは当然なはずなのに、そこよりも保護者にどう思われるのかが気になってしまう。悲しいことです。でも、今の学校現場では、こういう「いらない」気遣いがたくさんあります。

 この無言の「同調圧力」を、いつかぶち破りたい!と、心の底から思っています。「子供のためになること」「自分のやりたいこと」を堂々とできる学校にする。そのためには、まずは自分が変わっていく必要があるかと思います。シンプルに物事を考え、勇気をもって実践していきます。

 

 このブログが、その一歩目です。楽しんでやっていきます。